平成27年決特 福祉衛生費(10月 9日)
胃がん・大腸がん検診の充実
○ふまミチ委員  公明党のふまミチでございます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。私からは、参考書275ページ、がん検診経費についてお伺いいたします。
2006年にがん対策基本法が制定されました。その中で、がん検診の受診率を50%以上にする目標を掲げています。がん検診は、予防、早期発見につながり、死亡率を下げる効果が期待されております。現在、国では、男性の場合は胃がん、肺がん、大腸がんの受診率は4割程度で、女性は乳がん、子宮がんも含めた受診率が三、四割台にとどまっていますが、区ではどのような通知になっているのか教えていただけますでしょうか。
○坪内地域保健課長  区のがん検診でございます。26年度の受診率、がんの検診も種類ございますので、いわゆる5大がんと言われる分ですが、17.7%となってございます。この数値、東京都のレベルでは比較的中位程度以上なんですけれども、全国的に比べるとまだまだかなと感じてございます。ただ、豊島区といたしまして、がん対策に取り組んでまいりました結果、この5年間で受診率は倍増しておりますので、今後も取り組みを強化していきたいと考えてございます。
また、先ほど検診の種類によって受診率が違うと申し上げましたけれども、子宮頸がん、乳がんのように女性が対象のものについては30%程度前後以上の受診率があるものの、やはり胃がん、肺がんといったところについては、なかなかちょっと低迷している状況というようなところでございます。
○ふまミチ委員  WHOが昨年、全世界の胃がんの8割がヘリコバクターピロリ菌の感染が原因であるというふうに報告書が出されておりますが、このピロリ菌の除去で胃がんの発生を3割から4割減少できるということもあわせて発表されました。胃がんの予防がピロリ菌の除菌が有効だというのが裏づけられまして、以前からピロリ菌検査の導入を推進した我が党こそが自信が持てる状況になってまいりました。
そこで、26年度の新規事業に公明党が推進した胃がんリスク検診がありますが、この検診状況や成果などがあれば教えていただければと思います。
○坪内地域保健課長  この件につきましては、第2回定例会でも中島委員のほうから一般質問をいただきました。昨年の胃がんのリスク検診のほうでございますけれども、20歳のいわゆるピロリ菌の検診と40歳のABCの検診を実施いたしました。40歳のABCの検診のほう、受診率等はこの前お知らせしたとおり出ているんですが、その後の医療機関への受診状況等については、まだ医師会のほうで調査を集計している最中でございますので、数字がまだそこまでは出ておりませんが、二十の胃がんリスク検診につきましては、区のほうで独自に対応しているということもございますので、256人の二十の方がお受けになって、そのうち11名の方が要検査というような状況でした。
その要検査の方についてアンケート調査を行いまして、5名の方から回答がございました。皆さん医療機関のほうには受診していただいておるようですけれども、そのうち4名の方はピロリ菌の除去について、これは3種類程度の薬を1週間程度飲むというのが一番最初の治療なんですけれども、これをお受けになったというようなことを伺ってございます。
○ふまミチ委員  追跡調査もしっかりなされているということで、それはいいと思います。このピロリ菌除菌については、区民の皆様を胃がんによる死亡率とか罹患率を下げるために有効であるということが検証されましたので、現在、20歳と40歳の方が対象と伺っております。今後、この検診の対象の拡大を考えておられるかどうかもあわせて教えてください。
○坪内地域保健課長  ピロリ菌につきましては、基本的には小さいころに罹患するといいますか感染する、あるいは、おじいさん、おばあさん、お父さん、お母さんというところから、いわゆる菌をもらうという状況がございまして、大人になりましてからは、例えば非常に衛生状態の悪い国とかに行って生水を飲むとか、そういうようなことがなければピロリ菌に感染するという確率は非常に低いということですので、若い世代のところでまず1回検査をしていただければ、それで自分のリスクはわかるということになります。
年齢的な拡大をするというよりは、受けていない方にいかに受けていただくか。一度、自分のリスクがどの程度なのか、それを了解していただいた上で医療機関で一定の治療を受けていただいて、将来の胃がんリスクを低減させていただくというようなことを考えてございます。何よりも未受診者に対してのアプローチというところについて、今後力を入れていきたいと思っております。