平成29年決算委員会 文化・教育費 ふまみち(10月17日)

障害者スポーツ支援・スポーツ応援団・施設のバリアフリー化

○ふまミチ委員  今度は障害者スポーツ支援についてお尋ねをいたします。

東京オリンピック・パラリンピック開催まで残り3年となりました。新聞報道で拝見しましたが、豊島区が立教大学とオリンピック・パラリンピックの推進に関する協定を締結し、スポーツボランティアの育成、障害者スポーツの支援といった取り組みを進めていくといった内容でした。

そこで、こうした障害者スポーツに取り組める環境整備についてお伺いいたします。初めに、区内体育施設の28年度の利用状況についてお聞かせください。

○藤田学習・スポーツ課長  区内及び区外です、三芳グラウンドも含めまして9施設でございます。合計で126万8,111人、昨年度比で3%の増となっております。

○ふまミチ委員  わかりました。

では、障害者スポーツ支援に取り組むに当たって、区は現状についてどのように分析されているのかと、また体育施設での障害者の利用実績をあわせてお聞かせください。

○藤田学習・スポーツ課長  障害者が区立の体育施設を利用する場合には、障害者手帳等で確認をいたしまして、免除カードというものを発行して御利用いただいております。

この免除カードの発行数が28年度は354人でした。区の身体障害者手帳の所持者数、また愛の手帳の所持者数を合わせますと約8,300人の障害者の方がいらっしゃるということです。これで先ほどの354を割り返してみますと、全体の4.2%の方に御利用いただいているのかなと思っております。

池袋スポーツセンターを例にですけれども、1カ月間でどの程度御利用いただいているかということでちょっと調べてみました。稼働日数が30日で、身体障害者の方、また知的障害のある方の利用が1カ月で、延べですけれども990人です。これはプール、トレーニングルームを御利用いただいていますので、ダブルカウントの方もいらっしゃいます。また、介助者の方はこれも利用が免除ということで、介助されて一緒に来られている方も中にはいらっしゃるかと思います。こういった数字を30日で先ほどの990を割り返しますと、1日30人ぐらいの方が、これより障害者となるともうちょっと実数は少ないかと思いますけれど、30人ぐらいが1日利用されているということでございます。

○ふまミチ委員  障害者の方の登録が4.2%で、池袋スポーツセンターでは1日30名の利用があるということでございますが、この数字として利用が多いのか少ないのかよくわかりませんが、どのように分析されているのでしょうか。また、ほかのスポーツセンターでも同様の数字なのか、ちょっとお聞かせください。

○藤田学習・スポーツ課長  この数字は、私は決して多いとは思っておりません。もちろん障害の程度によってはスポーツを本当に行うことが困難だという方もおられるかと思います。先ほどお話しした数字は池袋スポーツセンターですが、ここはバリアフリーといいますか、障害者の方には非常に使いやすい施設なのかなと思います。先ほど池袋スポーツセンターだけをちょっとお話しいたしましたが、ほかの施設に関しても同様にございますけれど、やはり池袋スポーツセンターが一番多くて、あとは南長崎スポーツセンター、これが1カ月では延べで247件、先ほどの池袋スポーツセンターが990件ですから、池袋スポーツセンターが突出して非常に利用が多いのかなと思っております。

区ではスポーツ推進計画、週1回以上スポーツを行う障害のある成人の方の割合を、現状の18.2%から30%に引き上げたいと考えています。そういう意味で、スポーツボランティア、としまスポーツ応援団という事業を開始したところでございます。

○ふまミチ委員  わかりました。

それでは、既に障害者スポーツの支援で取り組んでいる点について、二、三例挙げてお聞かせ願えればと思います。

○藤田学習・スポーツ課長  既に実施している事業でございます。10月15日、雨天でございましたが、障害福祉課が実施している障害者スポーツのつどいだとか、また当課が行っておりますけれども、としまスポーツまつり、これは10月9日、晴天に恵まれましたけれども、ここでのいわゆるパラスポーツの紹介、また区民ひろばで、ことしは11カ所でボッチャをスタートしております。また、先ほどお話しましたけれども、としまスポーツ応援団という中で障害者水泳の教室を、10月14日に団員の方向けに開催をしております。また、10月19、20日には、今度、指定管理者のスタッフ、また区の水泳連盟の方々を集めまして障害者水泳の指導者講習会、これは日本身体障がい者水泳連盟と初めて関東圏では実施するものでございます。

スポーツ応援団

○ふまミチ委員  わかりました。さまざまやっていただいていることはよくわかりましたけれど、今お話のあったとしまスポーツ応援団について、現在の登録状況とか、また今後の展開などについてお聞かせください。

○藤田学習・スポーツ課長  このとしまスポーツ応援団でございます。募集の開始から約2カ月で170名の応募がございました。応援団員の皆さんには、立教大学の協定の締結によりまして立教大学の松尾先生の監修で作成したガイドブックを配付して、できることからやっていただくようなメニューを考えてございます。2カ月で170名の募集がありまして、内訳は男女比で男性が44%、女性が56%でした。世代はやはり40代から60代が全体の70%を占めまして、区民の方が9割、ボランティア経験のない方が60%ということでございます。

実はうれしいことに区立小学校の副校長先生からお電話いただいて、この事業に子どもたちも参加させたいというお言葉をいただいております。団体の申し込みというのは、今まで考えていなかったものですから、加入方法につきましては、現在詰めてございますけれども、2020年の東京大会までには1,000人の応援団員を集める目標でおります。メールマガジンの定期的な配信、障害者スポーツを知る講座、観戦ツアーなど、大会ボランティアの活動を東京大会につなげるような形で進めていきたいと思っています。

○ふまミチ委員  子どもたちもということでわかりました。

私も課長からスポーツ応援団のお話を伺いましたが、以前にチラシはいただいておりました。チラシをぱっと見て、スポーツ応援団というだけだったというか、よく読まなかったので、ああそうなのか、これやっているんだで終わってしまい、本当に申しわけなかったのですが、課長からこのことを伺ったときに、まず見ることから、知ることから始めるという説明を受けました。本当にそこから始めるのであれば大丈夫かなと思って自分もハードルが低くなって登録をさせていただきまして、先日もタオルを頂戴いたしました。限定300名ということで、うちの区議団の根岸さんと私と2人でそのタオルを持って、これから応援していこうとは思っておりますが、目標1,000名ということですので、まだまだ少ないのかなと。少ないというか、始まったばかりですからどれくらいかわかりませんけれども、まだまだこれからだと思います。

チラシだけだとなかなかわかりにくいというものもございます。ですので、今もやっていただいているかと思いますけれども、さまざまなイベントや会合などで口頭でというか、そのような説明をする機会がふえればいいかなと思います。地域の方でボランティアをやりたいという方がいらっしゃいましたので、ぜひこういうのがあるよというお話をさせてもらったら、ではそこから始めるならできるかもしれないからということで、登録をすると言っておりました。ぜひとも区民の皆様に知っていただくためにさらなる御努力をお願いしたいのですが、どのようなことを今後やっていくかお聞かせください。

○藤田学習・スポーツ課長  本当に1,000の目標に向かっては、やはり地道な努力が必要だと思っています。今考えているのは、やはり学生、若い力をボランティアに結集したいと思っていますので、区内の7大学、既に立教大学はやはり松尾先生の関係で来て、ちょっと説明してくれということがございましたので行ってまいりました。今後やはり足で稼いで、立教大学だけではなくて帝京平成大学、また大正大学だとか、そういった区内の七つの大学、また専門学校等もあります、そういったところに出前的な出前授業といいますか、そういう形で実際に行って説明をし、また今ふま委員からもお話がありましたけれど、実際やはりボランティアになっていただいた方が口コミで伝えていただくというのも大事ですので、そういったいろんなイベントだとかでも紹介をさせていただいて、1,000の目標をつくっていきたいと思っています。

現状の体育施設のバリアフリー化

○ふまミチ委員  わかりました。ぜひともよろしくお願いしたいと思います。

さまざま今伺ってきまして、ソフト面での障害者スポーツ支援については理解しました。では、現状の体育施設のバリアフリー化はいかがなんでしょうか、お聞かせください。

○藤田学習・スポーツ課長  今年度、これから実施なんですけれども、豊島体育館で予算をつけておりまして、具体的には体育館の1階の正面玄関の横に車椅子で昇降できるスロープがあるんですが、あの傾斜が急なので、緩やかにするような工事をいたします。また、競技場へ安全に行き来できるように、2階から地下1階への階段に手すりの設置を考えております。また、やはり実際に使っていただいている障害者の方にどこがふぐあいというか、そういったもの、これは我々が考えるよりやはり障害者の方と一緒にヒアリングして、実際にその場で、何というか、こういうところの使いが悪いんだよということを聞く場を設けて、今後、財源の問題はありますけれども、そういった障害者の方の目線をしっかり取り入れた形での改修工事につなげていきたいと思っております。

○ふまミチ委員  わかりました。本当に区も障害者スポーツの支援に力を入れてくださっているのは感じました。

最後に、障害者スポーツの支援に関しての取り組みに当たり、意気込みをお聞かせください。

○藤田学習・スポーツ課長  障害者スポーツに関しては、やはり昨年のリオデジャネイロパラリンピックを見て、非常に盛り上がりました。そして、それを何とかつなげていきたいということで、残り3年になっております。やはり3年というのは長いようで短い。この3年間にできるだけ障害者のスポーツの支援、取り組みというものを皆さんに知っていただく場を提供していきたいと思っています。

現在、障害者が区民大会に出場するということはほとんどありません。この理由は主催者側が別に拒否しているわけではないんですけれど、やはりPR不足だったり、実際に受け入れる体制がまだまだ整っていないという状況がございます。参加条件や運営面でも課題はありますけれども、将来的には健常者の大会に障害者も一緒に競技できるということがよりよい形、それが共生社会の実現だと考えてございます。

今後も区職員、また体育協会、加盟団体と話し合いを進めながら、意識の向上を図ってとしまスポーツ応援団の事業を拡大してまいりたいと思っております。

○ふまミチ委員  ぜひとも区の障害者スポーツの支援の取り組みを強化していただくとともに、スポーツボランティアの育成であるとしまスポーツ応援団の加入促進も図っていただき、健常者も障害者も生き生きとスポーツに参加し、楽しめる環境をさらに整えていただけますよう要望して、質問を終了させていただきます。ありがとうございました。