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平成29年決算委員会全部補足 ふま発言10月20日

がんに関する教育

○ふまミチ委員  おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。

私のほうからは、がんに関する教育についてお尋ねさせていただきたいと思っています。

子どもたちの将来にわたる健康づくりやがん検診のアップなどを目指して、平成23年4月に都内初の豊島区がん対策推進条例が施行されました。そして独自のがん教育プログラムを作成し、全国で初めて区立小・中学校で授業を展開してくださっておりますが、本年5月13日に、明豊中学校で東京女子医科大学がんセンター所長の林和彦先生をお招きして、がん教育の土曜授業がございました。その土曜授業でございますが、開催するまでの準備と当日の授業内容をお聞かせください。

○加藤指導課長  5月13日に明豊中学校で実施していただきました内容についてでございますが、これは第2回目となります。第1回目は2月に1回実施をいたしまして、その当時、明豊中学校の校長は入院をしておりましたが、わざわざ外出許可をとって、その授業を見た中で、講師の林先生とぜひとも今後新たに一緒に授業をしたいということがございまして、5月13日の土曜公開におけるがんに関する教育の実施に至った次第でございます。

○ふまミチ委員  授業内容もお願いします。

○加藤指導課長  まず、1時間目に全生徒に対して命に関する授業を各学級で行いました。その後、体育館に全生徒、そして保護者の方に集まっていただきまして、例えばそれまでに書いた命に関する作文の発表ですとか、林先生、そして明豊中学校の小林校長との対談を通して、がん、また命に関する教育というのを進めてきたところでございます。

○ふまミチ委員  私たち区議団も参加させていただきました。先ほども命を題材にした作文を4題出ておりましたけども、その4題がすばらしくて、一つが食という観点から命を見詰めたもの、また病や自殺から命や生き方について考察したもの、またがんで亡くなったおばあさまについて書かれたもの、またがんで亡くなった小林麻央さんのブログについて書かれたものという、この4題でございました。本当にどれも洞察力、感性がとてもすばらしいと思いました。本当に皆様感動して、お話を最後まで聞いておられましたけども、この授業を受けた生徒たちの声、また土曜授業でございましたので地域の方や保護者の方もお越しになっていたと思います。皆様の声がどのような声があったか、お聞かせ願えますでしょうか。

○加藤指導課長  本区におきましては、平成24年からがんに関する教育を進めてきたところでございます。その中で、やはり生徒ががんになる原因を考えて、がんになったときにどのように治療に向かっていったらいいか、また周りにがんになった人がいたときにどう寄り添っていったらよいか等についてのアンケートの結果が出ております。また、保護者に関しては、やはり中学校において3大死亡原因の一つであるがんに対して、中学校においてこのような指導をしていっていただけるということと、やはり家族みずから自分の命を大切にする、そして子どもを大切にして長生きをしていかなきゃいけないというような御意見がございました。

○ふまミチ委員  わかりました。そのとおりだと思います。

それで、今回のこの授業でございますけれども、5月だったんですけども、7月にNHKの「あさイチ」で放映されたと思います。どのような経緯で放映されたのかもお聞かせください。

○加藤指導課長  これに関して、林和彦先生という東京女子医科大学の先生でございますが、やはり林先生ががんに関して、もともと医者なんですが、養護教諭の教員免許を取るほど学校教育に関して充実を図っていきたいというところからスタートしたものでございまして、小林校長みずからやはりがんの病になっていたということで、それも踏まえて、ぜひともこれからの生徒の命に対する取り組みを題材として上げていきたいということで今回の放映に至ったところでございます。

○ふまミチ委員  わかりました。とても何か反響があったというふうにはお聞きしております。

それで、現在、豊島区では小・中学校のがん教育はどのように取り組まれているかお聞かせください。

○加藤指導課長  先ほど少し申し上げましたが、平成24年度から、まずがんに関する学習キットを作成をいたしました。そして、それをもとに小学校におきましては担任が、中学校におきましては保健体育の教員が中心となっておりますが、そのほか養護教諭も入りまして、がんに関する教育を小学校におきましては6年生、中学校におきましては中学校3年生を中心に実施をしております。

○ふまミチ委員  わかりました。じゃあ今でも全小・中学校で行われているということで大丈夫かと思いますけども、今回の明豊中学校のがん教育では、先ほども校長先生のお話がございましたけれども、校長先生が本当に今闘病中ということで、がんの闘病者としてお話をされておられました。本当にその姿に生徒や参加された方々は、がんに負けない前向きな生き方、また周りをあんなに勇気づけてしまう姿、そういう姿にとても感動されていたと思います。

以前には行っていたと思いますけれども、今このような患者さんの生の声を聞くことができるがん教育というのはされているんでしょうか。

○加藤指導課長  生の患者さんといいますか、やはり家族の中にもがんで悩んでいる方、がんと闘っている方がおりますので、そのような方を家庭、もしくはがん教育の学習キットの中にもがん患者さんからの声という形で取り入れておりますので、そのような形で学習のほうを進めているとこでございます。

○ふまミチ委員  わかりました。

本当に今回の明豊中学校のがんの授業でしたけれども、このような生の声を聞くことはとても大事なのかなと思いましたので、またそういうことができるのであれば取り入れていただきたいなというふうに思います。

また、今教員の中にはさまざまな教育課題があって、本当に時間がない、やりたくても時間がなかったりで、がん教育まで行うことはちょっとって、歓迎をしないという方もいらっしゃるというふうにお聞きしました。教育現場はとても多忙ということは存じ上げておりますけども、今本当に文部科学省も推進し、次期学習要領にも明記されると思います、がん教育ですので、教員の意識改革がとても重要だと思っております。教育委員会が率先して、がん教育を力強く推し進めていただきたいんですが、今どのような先生方の状況になっているかを教えてください。

○加藤指導課長  がん教育につきましては、全国に先駆けて本区はこの教育に取り組んでいるところでございます。これは継続していくことが大事だと考え、毎年健康教育研修会というのを実施する中で必ずがん教育については触れ、教員も異動等がありますので、新たに豊島区に赴任してきた先生方を中心に研修を進めております。

○三田教育長  私も小林校長先生の様子を伺いました。委員がおっしゃるように、やっぱり基本的なポイントというのは、大事だなと思ったのは、がんの悩みは1人で抱えるには大き過ぎると。だから、周囲の人にがんであることを話して助けてもらえばいい、それは恥ずかしいことではなくて励まされているうちに元気になってくると。本人も入院されていて、やっぱり同僚とか友人からたくさんメールをもらったそうです。そのメールに励まされて治療を続けたということを子どもたちにやっぱり伝えたいと。それで、予防することによって、がん防げるんだということを、やっぱり豊島区の私どもががん教材キットつくってやってきたことが正しかったと。それで、本区では全校で実施しておりますので、教員はみんなこれに取り組んでおりますので否定的なことはありませんし、全部教育課程に届け出ていますのでそれは大丈夫なんですが、やっぱり全国的にはまだまだこれらについて理解の足りないところもあるので、やっぱり先頭を切ってやってきた、しかも文科省を動かして学習指導要領にまでこれを位置づけることができたというのは、やっぱり本区が頑張ってきた、先生方が実践して取り組んできたということが非常に大きなポイントになってきたかと思っていますので、また教材をつくっていただいた国立がんセンターの片野田先生から、今回私ども教材で今後手をつけて検討しなきゃいけないことないですかって聞いたら、いやもう立派に今の教材キット、全国のトップランナーとしてやっているということで励ましもいただいているとこでございますので、ぜひそういう意思をしっかり持って今後も進めてまいりたいと思います。

○ふまミチ委員  わかりました。本当に力強い御答弁をいただきましたので、ありがとうございます。

本当に今の子どもは100歳を超えて生きる可能性が高いというふうに言われております。ですので、正しい知識を学ぶことはもちろんですけども、親子で話し合う機会を設けることができるがん教育でございます。ぜひとも区民の命を守るため、がん教育の推進をさらに力強く推し進めていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。